AVIATOLは今年メンバーが新しく増えて、現在は4人で活動しています。
ホームページも新しくなりましたので、ここで改めてメンバー紹介をさせていただこうと思います。
まず初めに、代表の篠原からご紹介いたします。
私について
私は幼い頃から特に飛行機が好きで、今でもよく空港へ遊びに行っているような人です。
また、何か作ることも好きで、私が小学生の頃は当時流行していたミニ四駆のパーツを自分なりのアイディアで新しく作ったり、ブロックのおもちゃで新しい作品を作ったりしていました。
幼少期で特に印象的だった作品は、学校のパソコンの授業で習った「HyperCard」というソフトを使って、独学をしながら“びっくり箱”のようなゲームで、友人と一緒に作りました。そのゲームのタイトルは『???』(ハテナハテナハテナと読みます)でした。当時は実感がなかったのですが、その頃から新しいコンセプトを考えることが好きだったのかもしれません。朝の授業が始まる前や昼休みに、廊下の端にいくつかあったMacintosh Performa 588の前に集まって制作していました。あまり使う人がいなかったそのパソコンの前に集まって作業している姿が印象的だったためか、その遊び?はクラス内で噂になっていました。「そのゲームができたらコピーさせてくれ!」と興味を持ってくれた友人も何人かいました。まさに今のAVIENTERを開発している状況に近かったのかもしれません。そのゲームは口コミでクラス中に広がり、クラスメイトたちがもらいにきてくれました。その後、隣のクラスまで噂は広がり、“???”はちょっとしたブームになりました。
中学高校時代は部活には入らず、勉強ばかりしていました。特に印象的な思い出として、大学合格が決まった後のある日、物理の先生が、「みんなで自分のロケットを作ろう」と言ってモデルロケットのエンジンをみんなに配ってくれました。エンジンに直接カレンダーを巻いて、ゴミ袋でパラシュートを作って。それがモデルロケットとの出会いでした。人生最初の打ち上げは、パラシュートがロケットの中で詰まってそのまま地面に落ち、残念ながら失敗に終わりました。悔しく、改善点などが頭の中を巡っていましたが、そのときには「これっきりの体験だろう」と思っていました。
大学に入学したときは、それまで憧れていた人力飛行機のサークルに入ろうと思っていたのですが、たまたまモデルロケットのサークルを見つけた時、あの時の思いが蘇ってきたのでやってみることにしました。その後はロケット開発に夢中になり、3年次には世界大会に出場できるまでになりました。その時の経験は私の人生にとって、とても大きな経験になっています。
2006年ロシアで行われた世界大会での様子
AVIATOLを始めようと思ったきっかけ
実は私が会社員時代に、うつ症状が出て会社を休んでいた時期があります。元気が無くなって、楽しいことがわからなくなってしまうまでになったことがありました。そこからなんとか立ち直ろうと自分で考えてしたことは、『昔好きだったことをもう一度やってみること』でした。ミニ四駆をやったり、ブロックで遊んだり、ロケットの大会に参加したり。好きだったことに助けられ、楽しいという感情が戻ってきました。そこでわかったことは、やはり私は飛行機やロケットが一番好きだ、ということでした。そして、好きなことで色々な人のために何かできることを考えようと思い、飛行機やロケットのことを学びながら勉強ができる教材の開発をスタートさせることにしました。それがAVIATOLブランドの始まりです。
これからAVIATOLでチャレンジしていきたいこと
まずは今取り組んでいるロケットの設計&打ち上げ体験ができるアプリ『AVIENTER』を世に出すことです。色々な人に使ってもらって楽しんでもらえたら嬉しく思います。それと関連した教材開発も進めていますので、私たちなりの楽しみながら勉強に取り組める環境をできるだけ早く提供したいと思います。
影響を受けたもの、大事にしているもの
映画『スターウォーズ』シリーズ,『ゴーストバスターズ』シリーズ,『トロン:レガシー』
アニメ『交響詩編エウレカセブン』
漫画『Dr.スランプ』
好きな言葉
努力に即効性はなし。
球界の名監督、野村克也さんの言葉です。なかなか成果が上がらなかった時にこの言葉と出会い、ハッとさせられました。
略歴
日本大学理工学部航空宇宙工学科在籍中、モデルロケット全国大会優勝及び世界選手権出場において桜工賞受賞。日産自動車(株)にてパワートレインのシステム設計職に従事。後に退職しAVIATOLを立ち上げる。日本モデルロケット協会委員も務める。
保有資格
数学検定準1級、漢字検定2級、英検準2級、モデルロケット指導講師
Maker Faire Tokyo 2018にて