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開発中のAVIENTERワークブックについて

· モデルロケット,ロケット,AVIENTER,アプリ

皆さんご無沙汰しておりました。

新型コロナウィルスの影響もあって、メンタル的に体調を崩しておりましてAVIENTERの開発が止まってしまっておりました。楽しみにしていただいている方には大変ご迷惑をおかけしてしまい、申し訳ございません。

現在体調の方は回復傾向で、休みを入れながら少しずつまた開発を進めている状況です。特に昨年のMaker Faire Tokyo2019や今年のロケット交流会にてご紹介させていただいたAVIENTERのワークブックについてはネタも順調に揃ってきており、開発にブーストがかかり始めた段階です。

本日は簡単ではございますが、そのワークブックに関するネタの一部を皆さまにご紹介できる範囲でお話しさせていただいて、ご挨拶に返させていただこうと思います。

ワークブックは宇宙開発で使われるようなロケット開発の知識と、扱いやすいモデルロケットをリンクさせ、宇宙開発者としての将来のビジョンが描きやすくなるようなコンテンツを目指し開発を行っております。

小・中学生向けのコンテンツとしてこんなネタを考えています、というご紹介ですので、実際に提供させていただく際には、もっと学びやすい仕掛けを搭載する予定です。

まずは、ロケット工学で説明の基本になるような名称の整理をするために、実際の宇宙開発に使われるようなロケットとモデルロケットを対比させながら各部の名称を理解するようなコンテンツです。ワークブックは身近な題材と宇宙開発がつながっている点を感じられることで、これ以降の理解が深まることを狙いとしています。

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次に、グラフの書き方について学ぶコンテンツです。ロケットの質量構成が変化した場合にどのようなグラフを選択すれば良いかや、ロケット飛行シミュレーターであるAVIENTERと連携して獲得高度の変化を見やすく表現する場合にはどのグラフを選択すれば良いか、など、小学校高学年で学ぶ知識を使いながら考えていく、というようなコンテンツです。

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AVIENTERワークブックはフィールドワークも取り入れ、理解の深度を深めることも狙いとしてあります。実際にモデルロケットを打ち上げる手順を完全に理解することで安全に対する基礎を学びます。

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最後に公開するのは、三角比を使った獲得高度計算についてです。三角比は種類が限られていますが、高校レベルに達する際に三角関数を理解することに繋がり、理解が深まることを予測しています。三角関数はロケット設計に欠かせないものでもあります。

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先ほども述べました通り、AVIENTERワークブックも開発中ですが、このようなネタを取り入れながらコンテンツは構成されていく予定です。

コンテンツの構成に関わる部分は特許も出願中でして、これから開発は進度を上げていきます。

これからも変わらず応援していただけると開発チームとして嬉しく思います。

また報告できることがございましたらお知らせいたします。

復帰報告を兼ねまして、今日のブログはここまでとさせていただきます。

それでは。