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第34回モデルロケット全国大会が開催されました🚀

· モデルロケット

皆さん、今週末はいかがお過ごしでしたでしょうか。

5月18日土曜日は、第34回モデルロケット全国大会が茨城県内のJAXA筑波宇宙センターで開催されました。

このブログをお読みになっている方の中にも、大会に参加された方がいらっしゃるのではないでしょうか。

このブログを書いている篠原は、大会の運営として参加いたしました。

当日の天候は晴れ時々曇り。風が時より強め(4m/sくらい)に吹くシーンもありました。

今回の選手参加人数は85名。ベテランの選手も初参加の選手もいる中で、3競技(パラシュート滞空時間競技,高度競技,パラシュート定点着地競技)のチャンピオンとその総合成績で決まる総合優勝が争われました。

朝に行われる機体検査では、各選手が各々の設計コンセプトに基づき製作したバラエティーに富んだ機体が見られました。

初出場ながら機体の設計コンセプトがしっかりとあり、機体自体の出来も綺麗な選手もいたことは、検査を行う側にとっても嬉しく感じられるシーンでありました。

私は今回の大会では競技の結果を記載する記録係を担当しており、いつもの大会より選手たちのロケット飛行シーンをよく観察することができました。

ベテラン勢はもちろん、上手く飛行させることができている選手もいる中で、今回の大会ではかなりの選手がDQ(失格)となるシーンがありました。

ノーズが脱落してしまったり、パラシュートが焼き付いて開かなかったり。中には減点の対象となるエンジンが機体から脱落したりや横風の影響で機体が回転して飛行するなどの危険飛行があったりするシーンもありました。

大会では事故の防止とスムーズな大会運営の観点から、大会で使用する機体は事前打ち上げを行なった機体を使用すること、といったルールを設けています。

ただし、事前打ち上げで使用した機体が何らかのトラブルにより当日使用できない場合に限り、その事前打ち上げで使用した機体と同じ設計で製作された機体の使用を認めています。

このルールを確実に運用できていれば、大会では少なくともエンジンが機体から脱落することや危険飛行が限りなく少なくなるとは思いますが、現状このルールが守れているか疑問残る結果となりました。

私個人として、選手がこのルールを守ることに何か弊害があるということなのかもしれない、と思いましたので、これから考えて運営に活かしていこうと思います。

今回から始まったパラシュート滞空時間競技の運営では、運営としてのルールが定まっておらず選手の皆さまにご迷惑をおかけしたこともありました。

ですが、最後の表彰式では多くの選手や見学者の方たちが残っていただけて、納得する結果で優勝者の方を祝っていただけました。選手でDQという結果だった方は悔しいと思っていただけたようでしたので、大会全体として成功だったと思います。

これからも良い体験ができたと思っていただけるような大会運営の手伝いができるように、力を尽くしていこうと思います。

このAVIATOL/ASTRO MAKERSのブログでは、モデルロケットの製作に活かせる製作手法をこらからも公開していく予定です。

第1弾として、『半紙を使ったFRP製の筒の作り方』を2回に分けて公開していますので、作り方の参考になさってください。

半紙を使ったFRP製の筒の作り方 〜その1〜

https://www.aviatol.com/blog/frp

半紙を使ったFRP製の筒の作り方 〜その2〜

https://www.aviatol.com/blog/frp-99c4e7e2-b53a-4ed4-81c1-a6a7430cdd8a

モデルロケットの設計&飛行シミュレーションができる『AVIENTER(アビエンター)』を現在開発中です。

ロケット工学に基づく計算式がプログラムに入っておりますので、実際の打ち上げとほぼ同じ飛行結果が3Dシミュレーションで確認できます。

エンジンを使って実際に打ち上げる前に飛行の様子がシミュレーションで確認ができるので、便利に使っていただけるようになると思います。

現在、Android端末で体験いただけるβ版をAVIENTER特設ページのリンクからダウンロードできます。ぜひ覗いてみてください。

AVIENTERの開発状況はこのブログでもお知らせします。また、AVIENTERの特設ページにある登録フォームから必要情報を記入していただけると最新情報をメールでお届けいたします。

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AVIENTER特設ページ

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