前回(塩ビ板を使ったノーズの作り方 〜その1〜)までで石膏型が出来上がりました。
↓↓↓AVIATOLブログ『塩ビ板を使ったノーズの作り方 〜その1〜』↓↓↓
今回はアルコールランプで塩ビ板を熱する作業が登場します。
くれぐれもアルコールランプを倒したり、可燃性のものの近くで作業したりしないように気をつけてください。エアコンの風で炎が揺らぐこともありますので、要注意です。
また、塩ビ板を熱する際は有害なガスの発生に注意し、換気をよくするかマスクをつけるなどの対策を十分に行ってください。
ではその2の始まり〜
【手順9】
熱した塩ビ板を置く台座として、紙コップの底を抜いたものを用意する。
紙コップの底をカッターを使いくり抜くのがオススメ。
底の外周に沿うようにカッターの刃を滑らせるとスムーズに切れます
底をくりぬいたコップ(カメラのレンズの関係でちょっとおかしな感じですが…)
【手順10】
用意した塩ビ板を切り、2本の割り箸の先にガムテープで固定する。(塩ビ板に薄いシートが付いている場合があるので、外しておくことを忘れずに。)
カットする塩ビ板のサイズは作るノーズのサイズで変わってきます。
参考として今回作ったノーズのサイズとカットした塩ビ板のサイズを載せておきます。
<参考>今回作るノーズのサイズ:直径φ26mm, 長さ40mm,カットした塩ビ板のサイズ:縦80mm, 横100mm
ポイントとしては、アルコールランプで温める部分が正方形となるように、カットする塩ビ板の横の長さは、縦の長さにガムテープで固定する部分10mmずつをプラスした値でカットしましょう。
カットした塩ビ板を割り箸に固定した様子
【手順11】
手順10で割り箸の先に固定した塩ビ板,手順8で作った石膏型,アルコールランプ,チャッカマン,手順9で作った底をくりぬいた紙コップを用意する。
【手順12】(手順12〜13は2人で行ってください!)
アルコールランプにチャッカマンで火をつける。
塩ビ板を固定した割り箸の端を片方ずつ両手で持ち、素早く円を描くように塩ビ板を温める。
柔らかくなって十分伸ばせそうな感じになってきたら素早く次の手順へ。
円を描くように温める
これくらいの柔らかさになったら素早く次の手順へ❗️
【手順13】
温めた塩ビ板を素早く穴を開けた方の底を上にした紙コップの上に移し、石膏型を塩ビ板が破れない程度に押し入れる。
押し入れる深さはノーズの長さより少し長い程度。
失敗した際は手順10からもう一度行う。
(何度も失敗すると思いますが、コツを掴んでください❗️)
押し入れる際の動作をイメージして置くとよい
【手順14】
塩ビ板に破れがなく、薄すぎもしない場合は成功ですので、曲がった塩ビ板から割り箸を外し、ハサミで丁寧にノーズ部分となる先端を切り出します。
その際、手順8で付けた印の上からマーカーで印をつけておくと切り出しの際の目印となります。
曲げ終わった塩ビ板にカットする位置のマーキングをする
【手順15】
丁寧にハサミを使って切り出し終わったらノーズの完成です❗️
あとはボディとつなげるジョイントを発泡剤などで作り、ショックコードをつければ使用できると思います。
ノーズの完成です❗️
材料を温め、型を押し付けて成形する今回の方法は、『ヒートプレス法』と呼びます。
ぜひ名前も覚えておいてください。
今回の方法は、コツが必要なところが多かったと思いますが、何度もトライして納得のいくノーズを製作してください。
もしノーズはできたけど、ボディができていない…。
なんてお困りの方は、過去に半紙を使ったFRP製の筒を作る方法についてブログでご紹介していますので、参考になさってください。
↓↓↓半紙を使ったFRP製の筒の作り方 〜その1〜↓↓↓
今回は製作方法が中心でしたが、ロケットがまっすぐ飛ぶためにはまた別のコツがいります。
重さの釣り合い位置である『重心』とロケットの形状から求まる『圧力中心』という位置のバランスでまっすぐ飛ぶかどうかが決まってくるのですが、そのシミュレーションをアプリでできるようにただいま開発しております❗️
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↓↓↓【お知らせ】クラウドファンディング開始時期について↓↓↓
ロケット開発を学んで行くうちに勉強ができるようになり、さらに勉強が好きになるアプリの開発を目指しています。
まだ発表できる情報が少ないですが、発表できる情報があり次第こちらのAVIATOLブログでもご紹介させていただきますので、チェックお願いいたします❗️
では皆さまも、ロケット製作頑張ってください❗️❗️❗️
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